
お墓の香炉:くりぬき香炉について
くりぬき香炉とは、その名が示す通り、石の塊をくりぬいて作られた香炉のことを指します。中心部を空洞にすることで、そこにお線香を寝かせて焚くことができます。お線香を横にして焚くタイプの香炉は、ほとんどがこのくりぬき香炉といえます。お線香を立てて焚く香炉は、香立などと呼ばれ、くりぬき香炉とは別のものとして扱われます。近年、お墓に設置する香炉として、このくりぬき香炉を選ぶ方が増えてきました。人気の理由の一つに、多くのくりぬき香炉には屋根が付いていることが挙げられます。屋根があることで、雨風はもちろんのこと、雪などの悪天候の中でもお線香の火が消えにくく、最後まで燃え尽きやすいためです。お墓参りの際に、せっかくお供えしたお線香が途中で消えてしまうのでは、故人に申し訳ない気持ちになりがちです。くりぬき香炉であれば、そのような心配をせずに済み、安心してお参りすることができます。また、見た目にも美しいことも、くりぬき香炉が選ばれる理由の一つでしょう。石の自然な風合いを生かした、落ち着いた雰囲気が魅力です。素材も様々で、お墓の雰囲気や好みに合わせて選ぶことができます。耐久性にも優れており、長くお使いいただけるという点も、選ばれる理由の一つと考えられます。くりぬき香炉は、機能性と美しさを兼ね備えた、現代のお墓にふさわしい香炉と言えるでしょう。