想いを込める骨つぼ選び
ご遺骨を納める骨つぼは、故人にとって最後の住まいとなる大切な器です。かつては白い磁器でできた簡素なものが多かった骨つぼですが、近年は様々な材料や形をしたものが作られるようになり、故人の人となりを表したり、遺族の気持ちを込めたりできるようになりました。故人の好きだった色や趣味、生前の思い出を思い起こさせる模様など、数ある選択肢の中から選ぶことができます。たとえば、生前に山登りが好きだった故人のためには、山の絵が描かれた骨つぼを選ぶことができますし、華やかなものが好きだった故人のためには、美しい花柄をあしらった骨つぼを選ぶこともできます。また、落ち着いた風情が好きな故人のためには、木でできた温かみのある骨つぼを選ぶのも良いでしょう。家族が共に過ごす最後の時間だからこそ、故人にふさわしいものを時間をかけて選びたいものです。インターネットや仏具店などで様々な骨つぼを見比べ、故人の好きだったものや、一緒に過ごした日々を思い出しながら選ぶのも良いでしょう。骨つぼを選ぶということは、故人に感謝の思いを伝える最後の機会とも言えます。故人の人生を表すような特別な骨つぼを見つけることで、より深い祈りとともに故人を偲び、心安らかに眠ってくれるよう祈ることができるでしょう。故人の霊魂が安らかな眠りにつけるよう、心を込めて骨つぼを選びましょう。