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墓石

墓石の磨き方:滑らかに輝く表面の秘密

お墓に欠かせない墓石。一口に墓石と言っても、実に様々な種類があります。大きく分けて形と材質で分類することができ、それぞれ多くの選択肢が存在します。まず形について見ていきましょう。古くから日本で親しまれてきた伝統的な和型墓石は、複数の石材を組み合わせた構造が特徴です。土台となる芝台の上に、中台、上台、そして竿石と呼ばれる中心となる石が積み重ねられています。竿石には家名や戒名などが刻まれます。和型は重厚で落ち着いた雰囲気が漂います。一方、洋型墓石は、比較的シンプルなデザインです。横長の板状の形が多く、和型に比べて高さが低いのが特徴です。芝生との調和も良く、すっきりとした印象を与えます。近年注目を集めているのがデザイン墓石です。故人の趣味や人柄を表現した個性的なデザインが施され、彫刻や装飾、色使いなど、自由な発想で形を創造できます。次に材質を見てみましょう。墓石の材質として最も一般的なのが御影石です。硬度が高く耐久性に優れているため、風雨や紫外線による劣化が少ないのが特徴です。黒や灰色、ピンクなど、色合いの種類も豊富です。安山岩は、独特の風合いが魅力の石材です。落ち着いた色合いと、滑らかな質感が特徴で、和型墓石によく用いられます。大理石は、美しい光沢と高級感が特徴です。白やベージュなどの明るい色合いが多く、洋型墓石に用いられることが多いです。しかし、他の石材に比べて柔らかく、風化しやすいという面もあります。このように、墓石は形や材質によって様々な表情を見せます。お墓参りの際には、ぜひ色々な墓石をじっくりと観察し、その違いを感じてみてください。