公営墓地:お墓選びのポイント
公営墓地とは、都道府県や市町村といった地方公共団体が管理し運営しているお墓のことです。民営の墓地と比べると管理費用が安く抑えられている場合が多く、費用面での負担が少ないという利点があります。また、特定の宗教や宗派に限定されず、どのような宗教や宗派の方でも利用できるという点も大きな特徴です。しかし、公営墓地は基本的にその自治体に住民票がある人のために用意されているため、住民以外の人は利用できない場合がほとんどです。住民であること以外にも、自治体によって定められた利用条件を満たす必要があります。例えば、住民票に加えて一定期間以上その自治体に居住している実績を求められることもあります。また、所得制限が設けられている場合もあります。公営墓地は費用面でのメリットが大きいため人気が高く、空き区画が少ないという現状があります。そのため、希望する墓地を取得するには、早めの情報収集と問い合わせが重要です。募集時期や応募方法、必要書類なども各自治体で異なるため、興味のある方は事前に自治体の窓口に問い合わせたり、ホームページで確認したりするなどして、具体的な条件や手続きを調べておくことをお勧めします。申し込みから墓地の使用許可が下りるまでには、ある程度の期間が必要となる場合もあります。余裕を持って準備を進めるようにしましょう。また、永代使用料や管理料以外にも、墓石の建立費用や埋葬費用など、別途費用が発生することを念頭に置いておく必要があります。