異常死

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手続き

検死・検案:葬儀までの流れ

人が亡くなると、必ず死体の状態を調べる手続きが必要になります。これは大きく分けて『検死』と『検案』の二種類があり、状況に応じてどちらかが行われます。どちらも死を明らかにするための大切な手続きですが、その内容には違いがあります。まず『検死』について説明します。『検死』は、犯罪に巻き込まれた、もしくはその疑いがある場合に行われる手続きです。事件性を持つ、あるいはその疑いのある死亡、例えば事故や自殺、他殺などが考えられます。警察官が司法解剖を行う必要があるかどうかを判断するために、遺体の状況を詳しく調べます。司法解剖が必要と判断された場合、遺体は警察によって解剖されます。次に『検案』について説明します。『検案』は病気や老衰など、自然死と考えられる場合に行われる手続きです。医師が死亡を確認し、死亡診断書を作成します。死亡の原因や死亡したときなどを医学的に判断するために実施され、検案によって死因が特定されます。どちらの手続きも、ご遺族にとっては心身ともに負担のかかる辛い手続きです。しかし、法的な手続きとしては必要なものであり、火葬や埋葬を行うためには必ず『検死』か『検案』のどちらかが行われ、必要な書類が作成されなければなりません。故人を弔うためにも、落ち着いて手続きを進めることが大切です。