踏み石

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墓石

踏み石:お墓への大切な一歩

お墓参りをした際に、墓地の入り口から墓石まで続く道に目を向けてみてください。足元に、平たい板のような形や、円柱のような形の石が等間隔に置かれているのに気付くことがあるでしょう。これが踏み石です。一見すると、ただそこに在るだけの何でもないもののように思えるかもしれませんが、実はお墓全体の見た目や、お参りに来る人のためを考えて作られた、大切な役割を持つものです。踏み石は、お墓の敷地内の地面を覆うように置かれています。これは、お参りに来る人が安全に、そして気持ちよくお墓まで行けるようにという、故人を偲ぶ人への配慮からきています。例えば、雨が降った日でも、土で靴が汚れるのを防いでくれますし、ぬかるんで滑りやすい場所でも、踏み石があれば安全に歩くことができます。また、高齢の方やお体の不自由な方にとっても、足場が安定しているので、安心して墓前まで進むことができます。踏み石があることで、お墓全体が整った印象になり、見た目も美しくなります。石の種類や配置によって、和風庭園のような落ち着いた雰囲気を醸し出すことも可能です。また、雑草が生えにくくなるという実用的なメリットもあります。踏み石がないとお墓の土が雨で流れ出てしまうことがありますが、踏み石があることで土留めの役割も果たしてくれます。このように、踏み石は、お墓参りに来る人の利便性を高めるだけでなく、お墓全体の景観を美しく保つという、大切な役割を担っています。お墓参りの際には、この小さな心遣いに目を向けてみるのも良いかもしれません。