
七回忌、遠忌法要の基礎知識
七回忌とは、大切な人がこの世を去ってから六年の歳月を経て営まれる仏教の法要です。人が亡くなると、七日ごとに追善供養を行い、四十九日目までを中陰といいますが、七回忌は、この四十九日以降に行われる追善供養の中でも特に重要な節目となります。仏教では、七という数字は特別な意味を持ち、様々な教えや儀式の中で重要な役割を担っています。例えば、人が亡くなってから四十九日目までの七日ごとの法要は、故人の霊が迷わずあの世へ旅立てるようにと祈りを捧げるものです。また、仏教では、人は死後、六道と呼ばれる六つの世界を輪廻転生すると考えられていますが、七回忌は、故人がこの六道輪廻から解脱し、極楽浄土へ往生できるよう祈る意味も込められています。七回忌は、故人の霊を弔うだけでなく、遺族や親族、故人と縁の深かった人々が集まり、故人を偲び、思い出を語り合う大切な機会でもあります。共に過ごした日々を振り返り、故人の冥福を祈ることで、残された人々は心の安らぎを得て、前向きに生きていく力をもらいます。多くの地域では、七回忌をもって忌明けとし、喪が明けることになります。七回忌以降の法要は、十三回忌、二十三回忌、三十三回忌と、間隔が空いていきます。七回忌は、故人との別れを改めて受け止め、新たな一歩を踏み出すための大切な区切りとなるのです。